毎年メリーゴーランド京都の潤ちゃんに息子への絵本と合わせて私へも一冊セレクトして頂いてるのだが2021年の猪谷六合雄「雪に生きる」に続き、2022年はこれをと勧めて頂いた。
小野和子著「あいたくて ききたくて 旅にでる」読了。
「子どもの頃に聞いて覚えている話があったら、聞かせてください。それが聞きたくて歩いています。」と、時間をみつけて50年以上東北の山や里や海辺の町を訪ね歩き、話を採訪し続けている小野和子さんの本は、読みながら何度も何度も涙がこぼれた。
今までの私のあたまのなかで考えていた「民話とはなんたるか」がくずれた。本の中で、幼い頃に家族から聞いた話や自身の体験を語るその話はほんとのほんとの話で、一見のどかな話も自然の厳しさや身分や戦争や災害の中で生きる人々の切れば血が噴き出るような歴史の話だった。
うまく言えない!でもものすごく良かったです。ほんとにほんとに。。なんて本なんだ。くるしい。かなしい。そしてあったかいよう。
、、読み終わってから外をあるくと景色が違ってみえる。。
潤ちゃんに感謝。。すぐもう一度読みたいけど、いい加減仕事しないとね。。